ブックタイトル潮来の昔話と伝説
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潮来の昔話と伝説
なったD ついには領主達も見捨ておけなくなっていた口そこで幕府の指示をあおいだ。そのころの州崎村の庄屋小峰孫衛門は、そのことに深く心を痛め柳川の弁天様に公事に勝つべノ、百只br-、斗J、/、RmJhFカJU 一年間の月参りを始めた。庄屋は、対岸の賀村まで船で行き、上陸し、一里半ほどの道を行き参拝する。そして帰路に着く口これを一年間続け、満願の日、庄屋がいつも通り参拝に行くと、白蛇が庄屋の持っていた提灯の中に入った。庄屋は、これは良い知らせであるとひそかに喜んで帰路についた口庄屋が物揚げ場に船をつけると、蛇はするすると出て庄屋の土地に入っていった。そこに洞をたて、弁天様を把った。公事は色々の証明で勝訴になり、水戸領となった。そして鹿島吉田神社の相僕祭事のもととなった。庄屋は桐に田、五反歩をつけ、村の人々に祭事を頼んだ。もちろん村の人々も事情を知っていたので、喜んで引受、今でも祭りが続いている。そのためか、延方郷も三度の大火に見舞われ、残っているのは、江戸の商人の佐衛門奉納の鈴と、焼け残った絵馬だけになったが、今でも集落の人達の信仰を集めている。(延方)-23一