ブックタイトル潮来の昔話と伝説
- ページ
- 50/118
このページは 潮来の昔話と伝説 の電子ブックに掲載されている50ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 潮来の昔話と伝説 の電子ブックに掲載されている50ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
潮来の昔話と伝説
前倉稲荷古老の話、大賀の前倉に古くから伝わる稲荷大明神がある。この稲荷様は、狐づきと、いわれて人様に乗り移り病気を重くしてしまい困らせたという。この病気を治すために、祈祷師を頼み病気回復をお願いすると、次のような話になる。前倉稲荷にお参りをして狐を追い払うことだ。この稲荷が身についているからだという。このの弱い人に乗り移って、御主人様に食べさせてもらえと、稲荷様の狐は子供が多く、子供にも働かせている。厳しいしつけをして野や山に働きに来た。体ついて行けという。口ベらしにもなるみつきと、親狐は喜ぶのである。そうして、御主人様宅でおよそ三月ぐらいお世話になり、帰り仕度をnL A-人様に「米百俵赤飯十駄を頂いて来い」としつけられている口はじめる口そうして親狐の教えを思い出すDもし腹いっぱい食べて帰る時は、兄弟のために御主て来るな」という。これは、「御主人様が、病気回復を願ったので、そうして、もし帰りに「後ろ姿を見られないようにしなさい」「もし後ろ姿を見られたら帰っよく治ったら帰りなさい」と教えているといわれている。今でも前倉稲荷には、二月初午に氏子総代によって祭礼が行われ、家々でも「奉納正一位稲荷平癒を祈願しているD(大生原)大明神」「00氏」と書かれた百五十糎くらいの細長い旗を奉納して五穀豊穣、家内安全、病気