ブックタイトル潮来の昔話と伝説

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概要

潮来の昔話と伝説

ふ玉川勝太郎浪曲天保水論伝、大利根の血煙りで「?わ-七右衛門親分有名な飯岡助五郎、笹川茂蔵の争いのもととなった。鹿島棒祭りの祭頭祭高町の場所割りをした常陸国延方郷の篠塚七右衛門という親分の宅が私の隣家であった。七右衛門は五代続いたこの土地でも比較的古い家柄の家である。今年は、その争いがあってから百五十年ということで飯岡、笹川、両町では色々な「イベント」が行われていると新聞で報じられている。当時の親分と称する侠客は政治家でもあったことが想定される。昭和の初期必まで生存していた五代目徳太郎と共に七右衛門の碑を建てた身内連名の中に鹿島、行方町村長をした人の名があることもわかったDまた本人徳太郎一一一-88-も社総代あるいは寺院の代表に名を連ねていることが残されている。土地の時代の背景として当時麻生領と水戸領また鹿島神宮領にかこまれ前方は利根を挟んで下総笹川、小見川等を望む昔からの色々な話題に富んだ所なのである。常陸の国では飛び地で代官所の威令も滞りがちだったの