へいせい20年ど(2008年)
青少年読書感想文 全国(ぜんこく)コンクール
書名 | 作 | 絵 | 出版社 |
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ふしぎな キャンディーやさん |
みやにしたつや | みやにしたつや | 金の星社 |
ブタくんが森の中で見つけたのは 不思議なキャンディー屋さん。 おじさんにすすめられて、 ブタくんが黄色いキャンディーを舐めると、 突然力持ちになって大きな岩もヒョイッ。 次にくれたキャンディーを舐めると…。 |
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ぼくがラーメン たべてるとき |
長谷川 義史 | 長谷川 義史 | 教育画劇 |
僕がラーメンたべてる時、 となりでミケがあくびした。 となりでミケがあくびした時、 隣のみっちゃんは何してる。 遠く離れた国で何が起こってる…。 世界の子どもへ長谷川義史が思いをこめた絵本。 |
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かわいいこねこを もらってください |
なりゆき わかこ | 垂石 眞子 | ポプラ社 |
ちいちゃんは学校の帰り道、 林の中でカラスに襲われている 子猫を拾ってきた。 でも、おうちはアパートで猫は飼えない。 もらってくれる人もなかなか見つからず…。 小さな命を守ろうと頑張る女の子のお話。 |
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ちいさなあかちゃん、 こんにちは! ―未熟児ってなあに |
リヒャルト・デ・レーウ マーイケ・シーガル |
ディック・ブルーナ | 講談社 |
予定よりも3か月も早く生まれた、 小さな小さな赤ちゃん。 「いつになったら、 赤ちゃんを連れて帰れるの」。 お兄ちゃんとお姉ちゃんは待ち遠しくて…。 未熟児について、ブルーナの絵で 子どもにやさしく伝える絵本。 |
書名 | 作 | 絵 | 出版社 |
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3年2組は牛を飼います | 木村 セツ子 | 相沢 るつ子 | 文研出版 |
いたずらっ子のナオヤくんが言い出して、 クラスで牛を飼うことに。 しかし、学校にやってきた牛の 「モオーッ」という鳴き声で、 動物が苦手なまゆはミキちゃんの 背中に隠れてしまい…。 命を育てる責任を学べる1冊。 |
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ぼくのだいすきな ケニアの村 |
ケリー・クネイン 小島 希里:訳 |
アナ・フアン | BL出版 |
にわとりが鳴いている。さあ、起きよう。 お母さんの小屋に行って 「ホジ」と声をかけたら、 「カリブ」と元気な声が返ってきた…。 ケニアの村に暮らす少年の1日を、 鮮やかな色彩で印象的に描いた絵本。 |
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花になった子どもたち | ジャネット・テーラー・ライル 多賀 京子:訳 |
市川 里美 | 福音館書店 |
オリヴィアは9歳、ネリーは5歳。 ふたりがひと夏身をよせたおばさんの家には、 草深い大きな庭があった。 妖精の物語にみちびかれて、 古い庭で姉妹が見つけたものは―。 |
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今日からは、 あなたの盲導犬 |
日野 多香子 | 増田 勝正:写真 | 岩崎書店 |
わたしは、盲導犬歩行指導員の原祥太郎。 目が不自由な人たちに、 目の役目を果たす「盲導犬」を 手わたすのが仕事だ。 わたしがつとめるアイメイト協会からは、 もうすぐ、1000頭目のセロシアが 盲導犬として旅立っていく。 心をこめて育てたセロシア。 新しい主人のいい相棒になれるといいな。 |
書名 | 作 | 絵 | 出版社 |
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チーム ふたり | 吉野 万理子 | 宮尾 和孝 | 学習研究社 |
東小卓球部のキャプテン大地は、 小学校最後の試合で 最強のダブルスを組みたかったが、 5年生の純と組むことになり、がっかり。 納得のいかない大地だったが、 それどころではない「事件」が学校でも、 家でも起こる…。 |
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耳の聞こえない子が わたります |
マーリー・マトリン 日当 陽子:訳 |
矢島 眞澄 | フレーベル館 |
内気な少女シンディがひっこした街には、 耳の聞こえない少女ミーガンが 住んでいました…。 アメリカの日常生活を背景に ふたりの少女の心情をいきいきと描きます。 |
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ブルーバック | ティム・ウィントン 小竹 由美子:訳 |
橋本 礼奈 | さ・え・ら書房 |
オーストラリアの人里離れた入江で 母親のドラと暮らす少年エイベル。 入江にすむ巨大な青い魚 ブルーバックと出会ってから、 エイベルの日々はいっそう輝きを増す。 やがてエイベルは都会の学校へ進学、 海洋生物学者となる。 一方、母ドラがひとりで守る入江には、 さまざまな災厄がふりかかる。 |
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なぜ、めい王星は 惑星じゃないの? |
布施 哲治 | くもん出版 | |
2006年の夏、めい王星は 惑星ではなくなった。 でも、めい王星はこれまでと同じように、 太陽の周りを回り続けている。 めい王星に何が起きたのか。 太陽系の専門家がわかりやすく説明する。 |
書名 | 作 | 絵 | 出版社 |
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となりのウチナーンチュ | 早見 裕司 | 理論社 | |
沖縄を舞台に、2人の女の子が出会う ちょっぴり怖くて不思議なできごとと、 ほのぼのした空気感に満ちたホラー小説。 憧れで美化されたり、 誤解されている沖縄の、実際の姿を描く。 |
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曲芸師ハリドン | ヤコブ・ヴェゲリウス 菱木 晃子:訳 |
あすなろ書房 | |
ハリドンが安心できるのは、 曲芸をしているときと “船長”と二人でいるときだけだった。 しかし、その“船長”が…。 冷たい空気が、秋と港のにおいを運んでくる。 「他人を信用しないこと」を 信条に生きてきた少年は、 たったひとりの友をさがしに、 夜の街へととびだした。 北の港町を舞台にくりひろげられる だれも知らない奇妙な一夜。 人を信じることを知らない少年、 曲芸師ハリドンの物語。 スウェーデンからやってきた 現代のおとぎばなし。 |
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天馬(てんま)のように 走れ |
那須田 稔 | ひくまの出版 | |
明治、大正、昭和の激動期に、 日本の書道界をリードした、 書聖・川村驥山の伝記。 書を愛し、自然を愛し、自由を愛し、 ひとすじの清流のように生きた、 ひとりの人間の記録。 |
書名 | 作 | 絵 | 出版社 |
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荷抜け | 岡崎 ひでたか | 日本出版社 | |
雪道が燃えた…。 自由民権運動に遡ること半世紀、 信州は塩の道・千国街道。 北アルプスの美しい自然を背景に、 牛方たちの戦いを、謎解きあり、 スリルありで描き切った、 大人から子どもまで読める物語。 |
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兵士ピースフル | マイケル・モーパーゴ 佐藤 見果夢:訳 |
評論社 | |
ほんのはずみで、戦場に いくことに決めたのだった。 兄のチャーリーと一緒に…。 明日、チャーリーは銃殺刑になる。 ぼくを守ってくれた勇敢な兄。 不当に歪んだ悲惨な戦場で、 哀切にきらめく兄弟愛の物語。 |
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オデッセイ号航海記 | ロジャー・ペイン 宮本 貞雄:訳 |
角川学芸出版 | |
海洋調査船オデッセイ号で 100回を超える航海に出た 鯨類研究の権威が綴る、海からの報告。 アメンボ、アホウドリ、イカの群れ…。 様々な生き物たちと出会いながら、 生態系への畏敬とその危機を綴る。 |